マスターベーションの禁欲は一般的に「オナ禁」と言われていますが、ポル禁アカデミーでは研究を進めていくにあたり、この言葉を次のように分けて使用していきます。
「オナ禁」は「射精禁」と「ポル禁」に分けて考える
オナ禁を次の2つに分ける
- 射精禁または射精断ち:ある一定の期間、意識的に射精をしないこと
- ポル禁またはポルノ断ち:ある一定の期間、意識的にポルノを視聴しないこと
注意:射精を伴わないマスターベーションは今回の議論に含めない
なぜ「射精禁」と「ポル禁」に分けるのか
多くの場合で射精を伴うマスターベーションがポルノ視聴と同時に実行されるため、大多数の人がこれをひとまとめに「オナ禁」として扱っているように思われます。
しかし、「射精」と「ポルノ視聴」、この2つの行為による影響(メリット・デメリット)には大きな違いがあるため、慎重に分けて語るべきです。
たとえば、過度なポルノ視聴は勃起不全を引き起こすと言われていますが、射精自体が勃起不全につながるといった研究結果は聞きません。
反対に射精後にはプロラクチンやオキシトシンといったホルモンが分泌されますが、ポルノ視聴でこれらが分泌されるという研究結果は見かけません。
真剣にポルノ断ちを考えていく上で、問題対象の整理は大切です。
基本的にはポル禁アカデミーはその名のとおり、「ポルノ視聴」を問題として捉えて、一人でも多くのポルノ依存症者が、少しでもポルノを視聴しない時間を作ることを全力でサポートします。
射精禁をどう扱うか
射精断ちについては、正直なところそのメリットもデメリットも胸を張って語ることができない状態にあります。「射精しないと前立腺がんになる」とか、「射精断ちから一週間でテストステロン値が上がりそれ以降は元の状態に戻る」という研究はよく目にします。
また、射精をするとテストステロンは下がるといという論や反対にテストステロンは上がるという論もあり、混乱してしまいます。
しかし、ポルノ視聴を伴わないマスターベーションも、性的な妄想やポルノ視聴を促す場合は人によってはやめたほうがいいでしょう。
つまり、セックス中を除いた、自慰行為による射精禁をおすすめします。ポル禁アカデミーは、セックス中の射精は基本的にかまわないという立場を取ります。
理由はいくつかありますが、たとえばパートナーがいる場合、射精禁をしているからパートナーとセックスができないとなると、その関係に亀裂が生じてしまう可能性があるからです。
人生を良くしようとして禁欲しているのにこれでは本末転倒ですので、基本的にはセックス中の射精は禁止しません。
結論、ポル禁アカデミーでは、ポル禁+自慰行為による射精禁(セックス中の射精はOK)を推奨していきます。
ポル禁アカデミーでは今後も射精や射精断ちのメリット・デメリットを調査していきます。新しい情報が入り次第、本記事を更新し最新の状態に保つようにします。