人前に出るとものすごく緊張してしまうというY・Hさんのお話です。
ある日親友から結婚式の友人代表スピーチをお願いされ、二つ返事で承諾しました。大切な友達のお願いで、断ったら絶対に後悔すると思ったようです。
結婚式は2か月後です。2か月前から、結婚式当日の映像が目に浮かび、そのたびにくらくらして、ストレスフルな日々を過ごしたと言います。
Y・Hさんはこのとき、たまたまポル禁と出会いました。
彼はおそらくポルノ依存者(毎日のようにポルノを視聴して、生活に若干の悪影響が出ていた)で、ポル禁によるメリットを最大限に人生に活かしたい、弱い自分を変えたいと願って、ポル禁を始めました。
いろいろと失敗を経験したうえで、約4週間のポル禁を実践した状態で、結婚式当日を迎えました。
前日もベッドの上で緊張していましたが、結婚式会場で光り輝く新郎新婦を目の前にしたとき、感情が揺さぶられ、涙があふれ出てきました。
普段まったく泣かないので、これには本人も驚いたそうです。友人への祝福の思いがとめどなくこみ上げてきたそうです。
そして、息をつく間もなくスピーチの時間になりました。
進行役に名前を呼ばれると、Y・Hさんは腹が据わった態度で、ゆっくりと立ち上がり、会場全体におじぎをして、マイクの前までいくと、「ご紹介にあずかりました…」と堂々と語り出しました。
5分程度の短いスピーチでしたが、最後までしっかりと思いを伝えることができたようです。
緊張症の自分には信じられないほど落ち着いていたと言い、当時の状況を語ってくれました。
「あのときは、自分のスピーチの良し悪しなんかよりも、とにかく目の前の新郎新婦におめでとうの気持ちを伝えたかったんです」
Y・Hさんの心のこもったスピーチにより、会場からは笑いが起こり、鼻をすする音が聞こえ、なんとも温かい雰囲気に包まれたそうです。
彼は、緊張に弱い自分に打ち勝ち、大切なスピーチを成功させたのです。
さて、この成功体験とポル禁との関連性を見ていきましょう。
ポル禁により、愛他的になり、神経症が減った可能性
Y・Hさんは、ポル禁による脳の報酬回路の回復により、愛他的になり、神経症が減った可能性が示唆されます。
次の引用はポル禁によって得られるメリットの例です(2016年のヨーロッパの研究者による調査)。
1.報酬先送り能力の向上
2.リスクを取る意欲が高まる
3.愛他的になる
4.外向的で、良心的になり、神経症が減る
インターネットポルノ中毒、p. 40、ゲーリー・ウィルソン著
この研究にあるとおり、Y・Hさんは約1か月のポルノ断ちで、愛他的になり、神経症が減ったのかもしれません。
自分が驚くほど涙が流れたのは、彼が愛他的になり、友人への祝福の思いがあふれたからであり、堂々とスピーチができたのは、神経症が減ったからと説明できます。
Y・Hさんについて
・30代前半の男性
・ポルノ依存度:ほとんど毎日ポルノを視聴していた
・ポル禁の期間:約4週間
・ポル禁の目的:弱い自分を変えたい
Y・HさんのPICK UP! ポル禁戦略
・スマホ内のポルノをすべて消去した
・スマホブロッカーで好みのポルノサイトをすべて閲覧禁止にした
・ポル禁のメリットを勉強して、強くなった自分をイメージした
・ポル禁ジャーナルを毎日書いた
・ポル禁を実施している友人と助け合った
・危険なときは仮眠を取り、落ち着くことで対応した
ポル禁の成功体験談1人目は以上です。4週間のポルノ断ちでも大きな効果があることを教えてくれました。ありがとうございました。
ポル禁アカデミーでは、ポルノ断ちに真剣に取り組む皆さんを全力でサポートしてまいります。本記事下部の「お問い合わせ」から、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。