海を越えた先の大陸にも、私たち日本人と同じように、日々ポルノ断ちに励む男たちがいます。
それが、海外ポルノ断ちニキ。
ポルノ断ちの世界では彼らが一歩も二歩も先を行っており、その成功談から学べることは本当に多いです。
ポルノ依存症に関する研究論文や学術書、ポピュラーサイエンス書籍の数を見ても、海外、特に英語圏の研究が日本よりはるかに進んでいることがよくわかります。
そして、恵まれた環境にいる彼らは、日本では手に入りにくい英語の最新論文や学術書を読み、それをポルノ断ちの同志が集まるコミュニティ(フォーラムともいう)で共有し、議論を重ねて知識を深めています。
その結果として、ポルノ断ちの成功者も非常に多く見られるのです。彼らの言葉は、ときに温かく、ときに胸に刺さるほど厳しいものですが、そのすべてが私たち日本人のポルノ断ちにも役立ちます。ポルノ断ちに国境は関係ないのです。
本記事では、次の2つのソースから、海外ポルノ断ち成功者の言葉をご紹介します。ポルノ断ち先進国に住まう海外ポルノ断ちニキたちの含蓄深い言葉を、ありがたく拝見していきましょう。
本記事で紹介するポルノ断ちサクセスストーリーのソース
1.redditのr/NoFapフォーラム
2.『インターネットポルノ中毒』ゲーリーウィルソン著、 山形浩生[訳]
STORY 1. 16歳の青年が30日のポルノ断ちから得たメリットとデメリット
What I’ve noticed after 30 days of No Fap as a 16 year old
byu/Illustrious-Hat-8993 inNoFap
一つ目に紹介するのは、2025年11月22日に投稿されたばかりの新鮮なストーリーです。投稿者はなんと16歳の青年。これまでポルノを頻繁に視聴し、1日に2回はPMO(ポルノ、マスターベーション、射精の一連の行為)に時間を費やしていたようです。
ポルノ断ちをはじめるきっかけとなったのは、彼女とのセックス。これがあまりいい体験ではなかったため、彼はその後リサーチを重ねて、ポルノ断ち(本記事では「No Fap」と同義に扱う)がより良いセックスに効果的なのではと気づきました。実は15歳の若さで、軽いPIED(ポルノが原因の勃起不全)になっていたようです。
そんな彼が何度も挑戦と失敗とを繰り返して、ようやく16歳にして達成した30日のポルノ断ち。その経験から得られたメリットとデメリットがこちらです。
30日のポルノ断ちのメリット
・しっかり勃起するようになった。
・自信が湧いてくる。
・セックスに対する性欲がしっかりある
・ジムでこれまでなかったような力が出るようになった。バスケの試合でもパフォーマンスが上がった。
・脳のもやもや(ブレインフォグ)が減った。
・やる気が上がった。
・感情が安定してきた。
30日のポルノ断ちのデメリット
・ほとんど毎晩のように嫌になるくらい夢精する。
・性欲が強くなりすぎて動物みたいだと感じることもある。
・少しでも魅力的な女性を見ると、先走りが出てしまう。
いかがでしょうか。最後に彼は、「ポルノ断ちを始めてから生活がかなり良くなった」と誇らしげに語っています。30日達成するための秘訣は「とにかく忙しくすること」のようです。
STORY 2. 30年ポルノを利用してきた男性が、6か月のポルノ断ちに成功した秘訣
6 months
byu/ThoughtBecomesAction inNoFap
続いてご紹介するのは、思春期を迎えてから30年以上ポルノを利用してきた男性のサクセスストーリーです。
インターネットの発達による高速アクセスのせいで、彼はなかなかポルノをやめられずにいました。しかし13年前、ポルノの有害性に気づいたことをきっかけにポルノ断ちを始めます。
彼にとっての最大のトリガーは「鬱」で、人生がつらい局面に入るとPMOで現実逃避してしまっていたと言います。PMOのことを「一杯のウイスキー」と表現し、一時的には楽になるものの、射精後はかえって気分が悪くなる、と語っています。
そんな彼が6か月間のポルノ断ちに成功した秘訣のひとつが、「PMO後の自己嫌悪の感覚を思い出すこと」。あの最悪の気分と、PMOによる一瞬の快楽を天秤にかければ、自然とやめられるというわけです。
そして現在、気分が落ち込んだときにはPMOではなく、より健康的な対処法を選んでいるそうです。運動やランニング、とにかく家の外に出ることが大切だと語っています。
STORY 3. 先輩が残した、希望の言葉
最後に、ポルノ断ち研究の名著『インターネットポルノ中毒 』から、私の大好きな言葉を引用させていただきます。
ポルノ断ちは人生の問題すべてを解決はしてくれないけれど、その基盤にはなる。畑を耕してくれて、そこに新しい未来の種を蒔けるんだ。その未来は、ぼくたちの実に多くが知っているような、ポルノ関連の絶望のドツボにはまって一見逃れられなくなることから生じる、秘密と恥に囚われてはいないんだ。希望と強さの人生――精液まみれのティッシュ、嫉妬、意地悪、恨み、満たされぬ夢だらけの人生じゃない。 p. 86
ポルノ断ちは人間のパフォーマンスを全体的に向上させるといえます。
何かに悩んでいたり、目標に向かって挑戦している場合でも、その悩みが解決しやすくなったり、目標が達成しやすくなります。ざっくり言うと、生きづらさが軽減される感覚があります。
その理由は、有意義な活動に割ける時間が増えること、そしてポルノ断ちによる各種のメリットが作用するからです。
こうした好影響が積み重なり、まさにこの引用の言葉のように、ポルノ断ちは人生の問題解決の基盤になっていくわけです。
いかがでしたでしょうか。
ポルノ断ちがなかなかうまくいっていない場合は、本記事で紹介したような海外ポルノ断ちニキたちのサクセスストーリーやアドバイスをぜひ参考にしてみてくださいね。
彼らのキラリと光る言葉一つが、ときに問題のブレイクスルーに繋がることがあります。
人生に何か目標がある方やポルノを見ている自分が嫌いという方、そしてもちろんポルノ依存症が疑われる方は、
いろいろな人の力や言葉を借りて、ぜひあきらめずにポルノ断ちにトライし続けてください。未来に種を蒔きつづけてください。
ポル禁アカデミーはすべてのポルキニストを全力で応援してまいります。
参考資料
『インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学』ゲーリー・ウィルソン著、 山形浩生[訳]
